株式会社サクセッション

中小零細企業にもいつかは訪れる事業承継

　中小零細企業を経営してきて、年齢その他の事情でその企業や事業を手放す必要が出てきた場合、いくつかの選択肢が考えられると思います。もしその事業が大成功を収めているのなら、IPO（株式公開）という道に進むこともあるのでしょうが、そこまでいけるケースは稀で、大方の場合、後継者を選んでの事業承継を考えられるのではないでしょうか。

　ここで後継者候補として挙がってくるのが現経営者の親族、或いは社内から、ということになれば、それは、他の社員さんや取引先の皆さまから見ても、経営の継続性が期待できる「良い形」ということになるのでしょう。その場合の現経営者さまが行うべきことは、その後継者さんの育成、及び、承継に向けての事業（資産・負債）の整理・明確化であろうかと思います。

親族・社内に後継者候補がいない時、廃業・清算を考えるしかないのか？

　問題は「親族・社内に後継者候補がいない」というケースで、その場合、第三者に継いでもらうか、そうでなければ廃業・清算を考えることになります。しかしながら後者の場合、社員さんや取引先、関係者の皆さんにとっては、その企業の代わりを探す必要が出てくることが考えられる為、できれば避けた方が良いのだと思います。また、地域の中小零細企業は多くの場合、その地域の雇用を守り、給料を支払うことで地域の経済循環の担い手となる等、その事業の存在自体が地域貢献になっています。そんな企業を失うということは、地域にとっても大きな損失です。

第三者への譲渡で、譲り手・受け手・社員・取引先・社会の全てに幸ある事業承継を

　従って、もし可能であれば「廃業・清算」よりも「第三者への譲渡」を考えていただければ、と思います。そこに於いて、当社は、皆さまのお役に立つことができます。皆さまの会社の資産・負債を精査し、事業の強み弱みを分析し、譲渡価値が出るようであれば、その価値に注目して「買収したい」と考える他の企業・経営者さんがいらっしゃる可能性は十分あります。そういった場合に、適正価格での取引ができるようにすることは勿論ですが、上でも述べたように、経営の継続性や更なる発展性を考えて社員さんや取引先、そして地域にとってもベストマッチングとなるようなお相手の選定、取引条件の決定等に、専門知識やノウハウを駆使してアドバイスさせていただきます。

 　なお、これまで述べてきたように、当社としては、第三者への事業譲渡を考えられる経営者さまに全力でお手伝いをさせていただきますが、それでも、すべてのケースでご希望に沿うということをお約束できるわけではありません。業種・業態や皆様の企業・事業の状態によっては、残念ながらお役に立てないということもあります。その点もご理解いただいた上で、もしご興味をお持ちくださった場合、お気軽にお問合せいただければと思っています。皆さまと一緒に仕事をできることを、楽しみにしています。